犬の問題行動の原因とは?
犬の性格形成は4~5ヶ月で終ってしまいます。
その中でも「刷り込み期」の生後60日の持つ意味は
あとの60日~90日よりはるかに大きい影響のある時期です。
この時期は子犬にとって社会化して行く中で感受期という一番大事な時期です。
その時期に母犬や兄弟と離してしまう。
ここに最大の原因があるわけです。
何度も言うようですが、環境の良い犬舎の母犬や兄弟の元で
60日間いっしょに生活した子犬を買う。
それだけでいろんな病気や問題行動が防げるはずです。
飼い主さんはそこに着眼して買えばいい。
しかしもし生後50日くらいで、母犬や兄弟といっしょにいない生産者や
ペットショップの元にていい扱いを受けていないなら
むしろ飼い主が早く引き取った方が結果的にいいかもしれません。
いいブリーダーは、自動車の音や、猫の鳴き声、テレビもある、
おもちゃもある、将来飼い主さんのところで体験するであろう
すべての種類の刺激に子犬を馴らすのです。
一方、母犬から離された子犬の環境はまさに「ブロイラー」。
問題行動の芽はここから出てくるのです。
ベルギーの獣医師、ドハス博士によると、
犬の自己意識というのは3~7週間で行われる。
例えば、3週目から3ヶ月間、犬の目にフタをして
光線をまったく感じさせないと、3ヶ月目にフタをとっても、
もう目は見えなくなってしまうそうです。
脳が読解力を持たなるからです。
だからこの時期に悪い扱いを受けると、脳細胞が死に非常に小さなものになってしまう。
正常なほかの犬とのかかわりを経験しないで育つと犬どうしのルールも学習できません。
犬は臆病な動物です。
最初は恐いから「ウッ~」と言っていた。
そうしてるうちに、飼い主がひるむことに気が付いた。
そしたら何かに気に入らないことをされそうになった「ウッ~」と言えば解決する。
それを続けていれば、自分の方が上だと思ってしまう。
こんどは飼い主さんが力づくで自分の方が上だと示そうとする。
それをやると逆効果になるという悪循環。
飼い主を咬んだりするようになり手が付けられなくなります。
この効果的な対処の方法は「犬語がはなせたら・・・」で解説しています。
犬の最初の精神的な成長速度は人のおよそ30倍だと言われています。
つまり1日が人の赤ちゃんの1ヶ月。
生後60日は幼稚園に通う5才の子供と同じですね。
親といっしょにいたいですよね。
この頃の環境がトラウマとして根強く残るのです。
「生後140日がキーワード」を参照して下さい。生後140日がキーワード!